膝などの関節痛の原因と対処方法【40代以上がなりやすい】

30代、あるいは40代を過ぎたころから膝の関節や腕の関節が痛み出したというかたは多くいるのではないでしょうか?

 

関節痛(関節炎)の原因は実に様々。
ひざの関節痛には様々な原因がありますが、軟骨がすり減ることや、関節包が引っ張られることにより起こります。
軟骨がすり減るのは、加齢によって軟骨成分を作ることが難しくなるからです。
そのため、軟骨がすり減ったり傷がついて関節のクッション材がすり減ると骨同士が直接当たったり、動かすことで痛みが生じ、関節痛が引き起こされているのです。
また、加齢による骨の変形、肥満、筋肉力の低下なども関節痛の原因のひとつです。

 

ここでは、40代以上の男女に多い代表的な3つの関節痛の症状について原因と悪化すると何が起こるか、どういう人がなりやすいかを解説していきます。

 

関節痛の原因

 

関節痛には、変形性関節症、関節リウマチ、運動障害、関節に細菌が入って起こる化膿性関節炎、肩関節周辺の腱などの老化による四十肩・五十肩、尿酸値が高くなる痛風などがあります。
また、インフルエンザなどの感染症、更年期、発熱などで関節に痛みが出る場合があります。

 

変形性関節症

変形性関節症は関節の老化あるいは関節の劣化ともいわれ関節痛の原因で一番多い症状です。
特に膝関節にもっとも起こりやすいと言われています。

 

人間の関節は、軟骨や滑液がクッションとなりスムーズに動くようにできています。
しかしその軟骨が加齢とともにもろくなり、欠けたりすり減ったりして、骨と骨がかち合うようになり周囲に炎症を起こします。
これが変形性関節症の原因です。

 

なぜ膝関節に変形関節症が多いかというと、ヒザは立っているだけで全体重のほとんどを支えています。
座ったり立ち上がったりするときにも、膝関節に大きな力が加わります。
さらに加齢により足の筋肉が衰えると、ひざへの負担がより大きくなるため、ひざ痛を起こす人が多くなるのです。

 

変形性関節症の痛みは、初期段階であれば湿布を貼ることで痛みは治まります。
しかし膝関節を含め関節の軟骨は欠けたり、すり減ったりすると元に戻らないため、気づかないうちに関節痛の症状は少しずつ悪化していきます。
更に症状が悪化すると立ったり座ったりの動作がしにくくなり、少し歩くと関節が痛むようになります。

 

そうなってしまうと、段々と歩かなくなるため筋肉がさらに衰え、関節痛の悪化が一段と進むという悪循環におちいるのです。

 

 

関節リウマチ

リウマチと一般的に呼ばれることがおいですが正式名称は「関節リウマチ」で女性に多いのが特徴です。。
変形性関節症と同様に関節痛の症状で多いのが関節リウマチ。
「自己免疫疾患」といって免疫異常が原因となり起こる関節つのひとつです。

 

通常、免疫機能は、体内への細菌などの侵入を防ぐ大切な役割をもっています。
しかし、免疫異常が発生すると、免疫機能が過剰に働くため自分自身のからだを攻撃してしまうことがあります。
免疫異常は、全身にさまざまな悪影響を及ぼしますが、関節に起こる症状のひとつが関節リウマチになります。

 

 

関節障害

中高年からスポーツを始める人に多いのが関節障害です。
関節障害の中でも肘や肩よりも膝の関節障害が多いです。

 

ウォーキング、ジョギング、ゴルフ、テニス、筋肉トレーニングなど、それほどハードな運動でなくても関節障害は起こります。
なぜなら40代を過ぎるころになると関節の軟骨がすり減り、軽い変形性関節症を起こしていることが少なくありません。中には30代で関節障害になる方もいます。

 

何らかのスポーツをするときは、普段の日常生活をしているときよりはるかに膝に大きな力が加わります。
靴の種類や速度などによっても変わりますが、歩くときには体重の2〜3倍、走るときには5〜10倍もの負荷が膝の関節にかかってきます。

 

 

また、ストレッチなどをせず、いきなり走ったり跳んだりすると、さらに膝に負担がかかり、半月板(軟骨)が割れたり、じん帯が切れてしまうことも少なくありません。
足首のねんざ、脱臼なども、関節痛の原因となります。

 

ついスポーツに夢中になって過度に運動をやりすぎてしまったり、ジムでトレーナーから指導してもらっている場合でも、関節の状態は把握が難しいので常に注意する必要があります。

 

 

膝(ひざ)関節のしくみ

 

膝関節は、大腿骨と脛骨、そして膝蓋骨(しつがいこつ)から構成されています。脛骨の関節部分はほぼ平らな形をしていて、その上を、大腿骨の丸い先端が転がるようにして動きます。

 

平らな板と丸いものの組み合わせで、それが転がるのですから、とても不安定であることが容易に想像できます。そのため、大腿骨と脛骨をつなぐ主として四つの靱帯(じんたい)と半月板が、膝関節を安定させるために重要な役割を果たしています

 

出所:関節が痛い、関節の仕組み【運営:京セラ】

 

 

関節痛になりやすい人、5つの特徴

関節痛の元の原因は老化や加齢なので誰にでも起こりうるといえます。
加齢や軟骨の劣化以外で関節痛になりやすい人の特徴を箇条書きにしました。

 

  1. 過度な運動あるいは全く運動をしていない
  2. これくらいなら大丈夫と痛みが小さければ我慢する傾向がある
  3. O脚、X脚がある
  4. 歩き方や姿勢が悪い
  5. 肥満である

 

 

関節痛になりにくくする予防方法

重くて辛い関節痛になる前に予防をしておきたいですよね?
普段の生活の中でできる関節痛になりにくくする予防方法を5つ紹介します。

 

  1. 姿勢を良くする
  2. 運動の前後にはゆっくり時間をかけてストレッチをする
  3. 肥満にならないように体重の管理をする
  4. 靴など身に着けるものに注意を払う
  5. 体や関節を冷やさないようにする

 

 

関節痛への対処法

関節痛をこれ以上ひどくさせないためにも日常生活でできる関節痛への対処方法を見ていきます。

 

・生活習慣を見直す
まずは生活習慣を見直すのが効果的です。
体重が重すぎるなら調整をする、姿勢は悪くないか、ヒールの高すぎる靴や足に合わない靴を履いていないかのチェック、過剰な運動をしていないか、睡眠や栄養バランスに偏りがないかを見直していきます。

 

・関節を温める
慢性的に関節が痛むときには温熱療法が効果的です。患部を温めると痛みやこわばりを取りのぞけるため痛みが和らぎます。温湿布やぬるめのお風呂に入ると良いです。ただし急に関節が痛くなる急性の関節痛の場合は、冷やすようにします。どちらなのかわからない場合は医療機関に問い合わせるか見てもらうことをおススメします。

 

・階段の昇降を工夫する
階段の昇り降りが辛い場合には、痛みを感じる脚からから昇り降りを初め1段ごとに両足をそろえるようにします。そうすると痛みを緩和できます。

 

・軽いストレッチをする
医薬品を服用するのと並行して硬くなった筋肉をやわらかくするストレッチなどを軽く行うのもおすすめです。
筋肉が関節の動きを助け、血行が促されるため、痛みの軽減につながります。

 

・医薬品を使用する
関節痛の緩和にはビタミンB1誘導体(フルスルチアミン塩酸塩)、ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)、ビタミンB12(シアノコバラミン)などのビタミン系有効成分を配合した医薬品が効果があります。
また、神経組織に働きかけて痛みを緩和するビタミンB12やビタミンB6、血流を良くして筋肉をサポートするビタミンEなどがバランス良く配合された医薬品を選ぶと良いですね。

 

・医療機関を受診する
医薬品を定められた用法用量通りに1ヵ月くらい使用しても症状に改善が見られない場合は、関節痛とは違う病気かもしれませんので医療機関を受診する必要が出てきます。

 

 

関節痛の原因と対処法はいかがだったでしょうか?
関節痛は、軟骨や滑液がすり減ったり欠けることで骨と骨がぶつかるようになり痛みが生じます。そして肥満、加齢により誰もがなりうる可能性をひめています。
そうならないためにもまずは姿勢や歩き方など生活習慣の見直しなどから始めてみましょう。

 

しかし痛みは我慢すると悪化の一方をたどりますので、適宜、医薬品を使うことも考えていくのが関節痛の対処方法として効果的で正しい方法です。

 

また、関節痛だと思っていた症状が実他の疾患だったということも考えられます。
1ヵ月くらい医薬品を飲んでも症状が改善されない場合は、早めに医師に相談しましょう。

 

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